【チェコ編 3】
3.チェコのリーグシステム 〜シニア編〜
チェコのリーグのシステムを取り上げる。
現在このような社会情勢のため特例が考慮され得るので、通常の方式とでも言うべきか、まずはコロナ前のときのシステムについて記す。 今回はseniorについてである。
男子1部には12クラブが所属している。ファーストステージの結果により、上位と下位のグループに分かれてセカンドステージを戦う。 男子2部は20クラブある。ファーストステージの結果により、上位、中位、下位の3グループに分かれてセカンドステージを戦う。3部は36クラブである。まずA、B、Cの3グループに分かれて戦う。
ここまでは全国のリーグである。その下に地域リーグがある。地域リーグは10地域に分けられている。例として、そのうちの一つの首都のプラハのエリアのシステムを紹介したい。年(シーズン)によるが、プラハエリアのリーグは4部リーグまであることもある。
写真 USKプラハの練習で使っていたバランスボード
全国のリーグが3部まであるので、地域リーグの4部となると実質的には7部に相当することになる。プラハのエリアの男子は1部(実質4部相当)がA、Bの2グループがあり、2部(実質5部相当)があり(1グループ編成) 、3部(実質6部相当)はA、B、C3のグループに分かれていて、4部(実質7部相当)はA、B、Cの3グループに分かれている。プラハエリアに限らず、この地域リーグのクラブは全くのアマチュア選手による構成であると思われる。
次に女子である。女子は年(シーズン)によるが、1部が11―12クラブであることが多い。2部は12クラブが所属している。3部は8―9クラブずつA、Bの2グループに分かれている。
女子もこの全国のリーグの下に地域リーグがある。女子の地域リーグはプラハのエリアを例にすれば、1部(実質4部相当)は12クラブある。2部(実質5部相当)は12クラブが所属している。3部(実質6部相当)は12クラブある。女子も少なくともこの地域リーグはアマチュアの選手・クラブであると思われる。
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文責:出町 一郎(でまち・いちろう)
[バスケットボール研究者・バスケットボールコーチ・大学講師]
●東京大学大学院博士課程出身(スポーツ科学,教育学)
● 元プロバスケットボールチームコーチ
*このページに関するお問合せ euro@demachi.net
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